子ども会って何?活動内容は?メリット・デメリットは?活動をやめる方法

はい、今日もここ九州のド田舎から無駄な話をします。子どもと共に暮らしていくうちに出てくるのがよくわからない制度。その代表が子ども会、育成会、登校班…。わたくしめもはっきりいってまーーーーーったくわかっていませんでした。

年数がたつほどにだんだんわかってきたので整理してみたよ。子どもの活動に苦しんでいる皆さんのお役に立てますように。

ちなみに子ども会や登校班は地域、地域で異なりますのであくまで参考にしてください。

子ども会とは

子ども会とは何でしょう?よく聞くけどわからない。整理してみました。

子ども会とは?

子ども会とは、地域に定められている単位ごと(昭和の呼び方だと隣組とかそういう単位)に住む子どもたちが入る会です。

各自治体では、地域の意見などを聞きやすいように地域自治区制度を設けています。(地方自治法より)

その定められた地域の単位にすむ子ども達で構成するのが子ども会です。

子ども会の目的は?

子ども会の目的は「遊びを通じて子どもの健全な育成や交友関係づくりを目指す」です。地域の子が集まって遊ぶ事でしっかり、まっすぐ子どもを育てようぜ、みたいな事ですね。

地域協議会の一つ

各自治体では、そこに住む住民の意見が市長に届きやすいように様々な団体を作っています。その団体の一つが子ども会です。

地域協議会の例
  • 老人クラブ連合会
  • 青少年育成協議会
  • 地域婦人会連絡協議会
  • 子ども会育成連絡協議会
  • 民生児童委員協議会

誰が入るの?

全国子ども会連合会という謎の組織のサイトを見ると、対象のこどもは乳幼児から高校生3年生の子どもが子ども会の会員になれる、とされています。ががが、実際には地域の事情が加わるので、それぞれ異なるようです。

ちなみにわたくしめの地域では小学校に通う子どもだけが子ども会の会員になっています。

誰が作ってる?

子ども会を調べてみると、全国に設置されている自治体の社会福祉協議会が主導して作っているところもあれば、行政の社会教育課が主体となって作っているところなど様々なようです。

いずれにしろ市民が主体の「地域協議会」の一つになるので、行政が支えてくれるけど参加する人たちの自主性に任せた組織のようです。

組織の内容は?

その子ども会ですが、どのように組織化されているのでしょう?だいたいこんな感じみたいですよ。地域で定められた小さい地区の単位の子ども会(最小の団体)を単位子ども会と名付け、複数の単位子ども会が集まって●●子ども会となります。

複数の子ども会が集まって、近隣の市町村・区の子ども会が集まってブロック子ども会としてまとめられるようです。

強制加入?

子ども会はその地域に住むことが決まれば、強制的に、絶対に、入らなければいけないのでしょうか。

いや、そうではありません。

子ども会は入りたくなければ入らなくてよいのです。

わたくしめ

これ、知らずに子ども会に入ってしまった、という声もちらほら聞きます。いや、ていうかわたくしめがその一人です。

ちなみに・・・。

わたくしめの住む地域では既に子ども会で活動している先輩ママたちが、小学校入学予定の子どもたちを半強制的に子ども会に加入します。

わたくしめらは、集団登校なので小学校入学が近づくと、近所の先輩ママから連絡が来て登校時の集合場所や、集合時間、ルールなどを説明してくれます。その時一緒に子ども会への保険の説明もしてくれました。

「集団登校での登校班=子ども会」と思い込んでいたのですが、違っていたのです。

わたくしめの地域には子ども会に入っていなくても、登校班にはちゃんと入って集団登校している子が何人かいます。

ちなみに・・・・その2。

わたくしめの地域では、この複数の子ども会から成る「単位子ども会」の活動をさせる組織として子ども会育成連絡協議会というのがあります。

この子ども会育成連絡協議会の役員も各子ども会のママ、パパが兼務していたり、PTAから駆り出されたり、、、。

もう!!役員ばっかり!!!田舎の小さな地域なので、とにかく兼務が多いんです。

ちなみに・・・その3

まったく何もやらずに何も資料すら残ってない、って会長の人もちらほらいました。

子ども会の活動内容は?

子ども会の活動内容は様々です。地域ごとに活動の性質も内容も大きく異なります。

わたくしめの住む地域では、各地域の子ども会が独自に活動します。小さな地区なので子ども会の数は20あるかないかでしょうか。

わたくしめの地域では単位子ども会毎に会長がいて、会計がいて、それぞれ活動内容を決めています。活動内容の濃度は会長や、その単位子ども会の歴史と伝統によるところが多い!!

活発なところは活発で、そうでないところは本当に何もしていない・・・。それぞれの保護者や会長のスタンスに大きく左右されてしまいます。

わたくしめの地域では、次のような活動が行われています。

活動内容(楽しいやつ)
  • バレンタインに単位子ども会分のチョコレートを購入・配布
  • クリスマス会を地域のコミュニティセンターで開催。子どもたちが700円以内のプレゼントを買ってみんなで輪になって回して交換
  • 新しく小学校に入学してくる親子の歓迎会
  • 卒業する子どもたちに向けて寄せ書き、プレゼント渡し
  • 映画鑑賞会(映画館に親子ででかける。ほぼ貸し切りに状態・・。)
  • プールやレジャー施設にお出かけ
  • 夏祭り(縁日開催)
  • 餅つき
  • プチ運動会

子ども会は楽しいばかりのイベントではありません。地域に貢献するような次のこともしています。

活動内容(仕事ちっくなやつ)
  • 道路の掃除、草取り
  • 神社の掃除
  • 町のいろんな所に掲示する「ゴミを捨てるな」などのポスター作り
  • 登校見守り、地域の交通安全啓発

正直、地域の清掃活動は面倒くさい・・・。その他、こんな話もちらほら聞きます↓・・・・。

地域によっては、子ども会が地域組織の下に位置づけられるところもあり、地域のドン的な人(自治委員さんとか)が大きく関与するところもあるようです。

なので子ども会が決めた活動内容について、自治委員さんが「それはよくない」など意見を言ってくるところもあるとかないとか・・。

他にも自治会の加入が前提で強制加入させられる地域もあるそうです。(知恵袋などで読んだだけの知識です。)

登校班との関係は?

子ども会と集団登校での登校班との関係についてご紹介します。

子ども会=登校班ではない

学校が集団登校を定めている場合、「登校班」を作らなければいけません。地域の子どもたちが集まって登校するのが登校班です。

勘違いしてしまうのが、子ども会=登校班ではないということ。子ども会に入らなくても登校班で一緒に学校に行くことができます。(※わたくしめの地域の場合です。他は違うかもしれません)

わたくしめの地域では、登校は学校に関わるところが大きいため、登校班に関しては学校がある程度関与してくれます。●●ちゃんは、〇〇地域が近いからこの登校班に入れてあげてください、など、地域のPTA地区委員に連絡が入ったりします。

PTAの地区委員と子ども会の地域会長が兼務しているので、子ども会=登校班と勘違いしがちなのですが、実際は違います。(わたくしめの地域の場合ですよ。)

わたくしめの地域では登校班をまとめる学校側のPTA地区委員と、地域の子ども会会長が同じ人なので、登校班=子ども会だと思い込みがちです。

登校班はどうやって決まる?

ま、そんなこんなで、わたくしめの住む地域では、PTA地区委員(地域の子ども会会長)が、各々の地区委員と話あって、だれがどの登校班に入って集団登校するか、など臨機応変に決めています。

子ども会に入らなくても、登校班には所属している、ざっくりいうとこんなイメージです。

ちなみに・・・・。

子ども会に入らないと、登校班の集合場所や集合時間などを教えてもらえなかったり、半ば村八分にされるなどということも隣の市町村では起こっています。

「登校班いれてください」と相談しても、「うち無理です」とか「あー、子ども会入ってないなら困ります」と言われて断られるケースも・・・。

冷たい気もしますが、子ども会に加入してない子に登校中事故があったらどうしよう、とかそういう気持ちもあるようです。

あくまでわたくしめの住む地域の話ですので、どこでも同じとは限りませんので参考までにとどめてください。

子ども会のメリット・デメリット

駄文すみません。これまで子ども会の概要や、活動内容をご紹介しましたが、子ども会加入のメリット・デメリットをご説明したいと思います。

メリット

子どもたちの笑顔に癒される

最大限のメリットはこれです。子ども会で遊んでいる子どもたちを見ると、あぁ、やっぱり子ども同士仲良く遊んでいていいなぁ、そういう環境を作るのっていいことだな、と思います。

子ども会の目的は「遊びを通じて子どもたちの健やかな成長をはぐくむ」です。子どもたちの笑い声を聞くとまさにそれが行われていることを実感します。

地域の先輩ママにいろいろ教えてもらえる

子ども会の活動をすることで、地域の先輩ママらに地域での活動のことや、子ども会のことを教えてもらえます。

他にも〇〇塾がいいらしいよ、とか〇〇チームの監督がいいよ、とか習い事の情報もゲットできます。

地域のつながりが出来る

子ども会の活動を通じて、子どもやその親だけでなく、地域でいろいろやってるおじさん、おばさんとも知り合いになります。

最近、災害などが多いではないですか。災害のときに力になるのが地域の力だとよくニュースで聞いています。地域のつながりを強めておくと、本当に万が一のときに心強いと感じます。(子ども会からちょっと話がずれちゃったけど・・・。)

デメリット

役員決めが大変

子ども会の役員を決めるのが大変!当然みんなやりたくないものだから揉める。「私は去年〇〇もやったんですよ、だからできません」とか「お兄ちゃんのときに会長やったんでできません」と言って役員を逃れようとする人たちが出てきます。当然わたくしめもそうです。

でもそういう抵抗勢力を鶴の一声で黙らせ、くじ引きをさせてしまうのがわたくしめのところのルールです。

兄弟がいようがいまいが、一度したこがあろうがなかろうが、くじという万人にとって平等な決め方で役員が決まります。

面倒くさいやつがいる

揉めに揉めて決まった役員の中に、話の通じない人がたまにいます。「私が以前やったときはこうでした」とか言って新しい意見を受け入れないやつ。その他、決めた事にいちいち難癖つけて、陰口をたたこうとするやつ。絶対に何もしようとしないやつ。

そういう面倒くさいやつもいれば、ヤル気に満ちた会長も面倒くさいです。ヤル気に満ちているものだから、まわりの雰囲気を読まずにどんどんアイデアを盛り込んで会議を増やし、仕事を作り出すやつ・・・・。

とにかく面倒くさい。これが一番厄介だと感じます。だから子ども会に入る人が少なくなるんですよね。いろんな人の意見が受け入れられやすく、陰口のない、大人な集団を目指したいものです。

子ども会費が必要

子ども会によって、その値段はさまざまですが、子ども会費が必要です。活動軍資金ですよね。わたくしめの地域では年間1000円~3000円くらいが相場です。

その他活動に必要なお金や、保険などは自治体からの補助が出ています。

村八分のケースあり

これも残念ながらあるんですよね・・・。上で子ども会に入らなくても登校班には入ることができる、と述べました。

しかしこれがスムーズに、にこやかに行われないのが現状です。子ども会に入っていないと、登校班やその他地域活動で冷たい処遇を受けることがあります。

子ども会に入らず、役員もせず、登校班だけ参加するってセコい。そういった声をちらほら聞きます。

わたくしめの地域では、面倒くさい、〇〇さんがうるさいなど文句を言いながらも子ども会に入る人たちがほとんどです。

ちなみに・・・。

わたしくめの地域では子どもが少なく、わずか2家庭で子ども会を作っている地域もあります。

その地域の子ども会では毎年のように役員していて大変です。(2家庭しかないから順番に役員をする)

わずか2家庭でもしっかりやっているのに頭が下がります。本当すごい。

活動をやめる方法

活動をやめるには、子ども会に入らなければ良いです。誘われた時に断ってください。もしくは「子ども会」と思われる書類には記名しない。以上。

しかし、地域に暮らす者として子どもが仲間はずれになりはしないか、村八分は嫌だ、あまり目立ちたくない、となかなか勇気のいるものです。

では、子ども会に入りつつ、できるだけ活動を楽にする方法をご紹介します。

会長になる

ずばり、子ども会を楽にする方法を紹介します。役員に、いや会長になる、です。

これはなかなか難しい選択ですが、会長になればその年の活動内容を決めることができます。活動内容が大変であれば「やめましょう」「時間を縮めましょう」と活動内容を変えることが可能です。

もちろん面倒くさいやつ代表から、「毎年そうしていました」とか「反対です」とか言われるでしょうが、そんな面倒くさいやつよりも会長の方が偉い。

しかし、会長になって急に改革するのは、役員内で孤立してしまう可能性がでてくるので、根回しも必要です。

同じように子ども会の活動を減らしたい、内容を変えたいと思っている人の協力を得て、うまくやればごろっと変えることができます。

休止・中止する

理由をつけて活動休止を促すのも一つの手です。ことごとくぶっ潰すためのアイデアを搾りだすのがおすすめです。

  • インフルエンザなど学級閉鎖が多いので休止(インフルエンザが流行る時期に企画)
  • 全然面白くないイベントを考えて、事前に参加者を募る。参加者が〇人以下なので休止、と早々と企画を潰す
  • 会場が抑えられないとして休止する(事前にイベントのある日を狙って企画し、わざとその日を当てこむ)

初めから潰す気でいるのに頑張ってやってる感を出すのがポイントです。悪意があるので見破られると信用をなくすリスクもあります。気をつけて。

外注・レンタルする

子ども会の行事そのものを外注やレンタルで賄うのが良いです。

例えば夏祭りイベントをしようとしたとき、ヨーヨーすくいや、射的など全て出店を手作りしていませんか?

これらのお店や子どもたちの喜ぶ遊具はレンタルできます。レンタルで賄って子ども会役員の負担を減らしましょう。

外注・レンタルの例
  • 大道芸人さんなどに公演を頼む(マジックショー、科学ショー、人形劇など)
  • 出店、遊具をレンタルする(射的、ヨーヨーすくい、ストラックアウト、スカットボールなど)

のっかる

当然の事ながら、子ども会のメンバーは 地域の自治会メンバーでもあります。そのため地域の自治会が主催する草刈りや、地域清掃などに参加しているはずです。

自治体が主催している清掃活動に子ども会として参加する形をとれば立派な活動としてカウント可能です。

自治体も活動して、子ども会も活動して、大変!って現状を少し軽くできますよね。

まとめ

子ども会、面倒くさいですよね。わたくしめも面倒くさい、面倒くさい、外野がうるせー、うるせー、と言いながら子ども会活動をしています。

役員になった皆さんの知恵と勇気で少しでも負担が減ればと思ってます。みんなで頑張りましょうね!

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九州の田舎に住む40代のワーママです。40代に入り、体とお肌が一番大事とようやく気付き、お化粧品の試し使いにハマり中。 安くていい物が好き。いつも現金がないので、なんとかしなくちゃと思っている。毎週行くところはイオンです。
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