はい、今日もここ九州の片田舎から無駄な話をします。話題の書籍、『こども六法』を読みました。この本を持っていると「イザ」という時にこどもが自分を守れます。
辛い目にあったときに、子どもが自分自身を守るために「法」の力や役割を知っておくのに良い本です。
『こども六法』は子ども向けの書籍ですが、親が読んだらどうだったのか?その感想を書きます。
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『こども六法』を親が読むメリット
親が理解すると子どもを守れる
親にとって、『子ども六法』に書いている内容はほぼ知っている事です。読むとすっと頭に入ります。親が『子ども六法』を理解する事で、子どもを法の力で守る事が出来ます。
イタズラとも取れる事が犯罪だと教えられる
- お金のコピーする事
- 線路に石など置いてイタズラする事
『子ども六法』は子どもにとってはちょっとしたイタズラがどんな犯罪になるのかにも触れています。
こういったイタズラが、どんなに大変な事か子どもに教えるのにも持ってこいの一冊です。
軽い一言が犯罪だと教える事ができる
一番「これは大事だ!」と感じたものは刑法の所で「気軽に死ねって言ってない?」の所です。
気軽に人に「死ね」と言ったり、ネットやメールで死ねって書き込んだすると犯罪です。
「刑法第202条 自殺関与および殺人同意」という立派な法律なのです。
人に軽々しく「死ね」、もしくはその言葉と同意のものを発すると刑罰に処されます。
『こども六法』を子どもに理解させるには?
辞書のように使わせる
子どもが『こども六法』を全部読んで理解するのは大変です。
子どもには「こういう時にはどんな事がある?」とフェーズに合わせて辞書のように使わせながら、内容を理解させるのが良いです。
経験からわかるような所から読む
『こども六法』は一つ一つの法律を身近な例と一緒に紹介しています。
そのため、子どもはパラパラと本をめくって1つずつ読んで理解すると良いです。しかも身近な例から。
「あ!これ、少しやっている所みた、少し触れた事がある!」と思える所から子どもに読むのを勧めると良いです。
全部読もうとすると必ず途中で挫折しますw
子どもと一緒に話しながら子どもの経験を元に読み進めるようにすると良いです。
『こども六法』を書いた人はどんな人?
『こども六法』を書いたのは、山崎聡一郎さん(@S_Yamasaki1026)です。
- 1993年生まれ
- 教育研究家
- 写真家、俳優、会社社長
多才な顔をもちながらいじめ問題に関する研究を行っています。
こどもに思わず言っている言葉・これ犯罪です
『こども六法』を読むとドキッとする所があります。親からこどもに犯罪行為をしてるんじゃないかと思う所があります。
おどして何かをさせたらダメ
おどすして何かさせるのは刑法第223条「強要」にあたります。
私はこれドキッとしました。こどもに対し「それ食べないなら、もうおもちゃ買わないよ!」とか「キチンとしないと、YouTubeみせないよ!」とか言ってます。
刑法223条にあたる「強要」なんじゃないかとハッとさせられました。
その一言が罪になる
刑法第231条、「侮辱」です。イライラして「こら!バカ!」とか「何やってんの!あほー!」とか言ってしまうの、これ犯罪です。
イライラしてもぐっとこらえてこどもを罵るような事はやめないと、それ犯罪です。
こどもは生きるための世話をしてもらう権利がある
刑法第218条「保護責任者遺棄等」です。いわゆる虐待、ネグレクトにあたるのかな、と思う刑法です。
毎日こどもお世話して、しっかり命を支えてあげるようにしないとな、と改めて思う一節です。
まとめ・法律を知り「守られる」事を知って欲しい
どんな人も大切にされて、幸せに生活するように法律が整えられています。幸せに、笑顔で過ごすための法律がある事をこどもに知って欲しいです。
「法」を知っていれば暴力に立ち向かえる、まさにペンは剣よりも強し。
こどもが『こども六法』を読めば、悲しい場面や、おかしいな、と感じた時にしたときに、もしかしてこれは犯罪なんじゃ?悪い事している子は罰せられるんじゃないか?と思えるようになるはずです。
法律というのがあるのだな、法の力でいろんな事が守れるのだな、とこどもが知るのに良い一冊です。ぜひ親子で読みたいです。