はい、今日もここ九州から無駄な話をします。いや、決して無駄じゃないです。とってもとっても大事な内容です。性教育についてです。
生理とか、射精とか子どもにどう教えよう?どう伝えよう?うーん、と思っていたときにおすすめの本を見つけました。
のじまなみさん著『赤ちゃんはどこからくるの』です。
『赤ちゃんはどこからくるの?』の内容
『赤ちゃんはどこからくるの?』は、大きくわけて5つの章にわかれています。男の子にも、女の子にも、そのどちらでもない子にもわかりやすく書かれています。
- 体のしくみ
- 女の子の話
- 男の子の話
- いのちの話
- 自分を守る
- こころの話
体のしくみの章では、男の子と女の子の身体がどうやって決まっているのか、毛がなぜ生えるのか、などのことが。
女の子の話のところでは、主に生理の話、男の子の話では、精子や射精のことです。いのちの話では、赤ちゃんがどうやってできるのか、が書かれています。
その他、自分の身体を危険から守るための話や、思いやりや恋心について幅広くお話してくれています。
『赤ちゃんはどこからくるの』の良いところ
Q&A方式で書かれていてわかりやすい
『赤ちゃんはどこからくるの?』は5つの章からなっていて、それぞれとってもわかりやすくQ&A形式で書かれています。小学校3~4年生くらいから理解できる内容です。
どんなQ&A形式かというと、次のようなものです。
- 生理って何歳から始まるの?
- 生理中はどれくらい血が出るの?
- おしっこと精子って混ざらないの?
- 精子の数ってどのくらい?
子どもたちが自分の体の変化に気が付き始めて、知りたい内容がわかりやすく書いています。
イラストが豊富
『赤ちゃんはどこからくるの?』は、文字ばかりびっしり書かれている本ではありません。すべての話にイラストがついています。そのイラストを見ているだけでも、身体に関することがわかるし、何のことを説明してくれているのかがわかります。
文章が苦手な子にも、イラストがあるおかげで、性や身体のことを理解することができます。
おうちの方へのアドバイスが具体的
『赤ちゃんはどこからくるの?』は、「親子で学ぶはじめての性教育」というサブタイトルがついています。子どもたちには、イラストやQ&A形式のお話でわかりやすく身体と心について説明してくれています。
本をめくっていると、時折「おうちの方へのアドバイス」子どもと接する大人へのアドバイスが出てきます。このアドバイスが思春期を前にした子どもと接するおうちの人にとても有益なのです。
- 男の子の皮をむくか?むかないか?お風呂でどうするか?
- 性教育が自己肯定感につながること
- SNSやオンラインゲームをしていたときにトラブルに巻き込まれたら?
などなど・・・。子どもとの生活の中で生まれる身近な疑問や、トラブルに出会ったときにどう対処していくかが具体的です。
『赤ちゃんはどこからくるの?』を子どもに読ませるには?
子どもに読ませるのは簡単です。『赤ちゃんはどこからくるの?』を新しい本買ったよー!と言いながら、本棚に置いとけばよいです。
子どもたちはみんな性や身体の事について、興味を持っています。その辺においておけば、勝手に読み始めます。
『赤ちゃんはどこからくるの?』で改めて大切な存在と気づく
『赤ちゃんはどこからくるの?』を読むと、性教育は「あなたが生まれたのは奇跡なのですよ。」と愛情の話なんだな、と気づかされます。
赤ちゃんができるのは奇跡だということ。今生きているのがとっても尊いこと。そんなあなたの身体はとってもとっても大事だということ。
本のおかげで、スムーズに伝えることができます。
『赤ちゃんはどこからくるの?』では、性教育の開始は3歳からが良い、と書かれています。3歳になったらぜひ『赤ちゃんはどこからくるの?』を手に取ってみてください。